無性にカレーが食べたくなったれおです!(どーでもいい笑)
皆さまは、シャッターにも「種類」があるのご存じでしたか??
シャッターといえばあの、
カシャッ
という音ですよね^^
その音を聞いた瞬間、写真撮影したいという欲が引き立ちますよね!
そのシャッター、「メカシャッター」と呼ばれるシャッター形式なんです^^
最近のカメラはメカシャッターとは違う種類の「電子シャッター」が普及しつつあります。
メカと電子、それぞれにメリットがあるのでうまく活用出来たら最高ですね!
実は電子シャッターの中にも2種類あって、
1つに「グローバルシャッター」という形式があるのをご存じですか?^^
これは最近知った!という僕のような人も多いのではないでしょうか。
聞いたことはあっても、意味やしくみを理解している人って意外と多くないんです。
そのような方のために、グローバルシャッターとは何か、普段のシャッターとどう違うのか、についてお話ししていきたいと思います。
その前に電子シャッターについて軽く触れておきますね^^
電子シャッターとは?
電子シャッターは、イメージセンサーにあるたくさんの素子が、シャッター幕のとしての電子的役割をもつシャッター方式をいいます。
メカシャッターと違う点は、シャッター幕といった物理的な動くパーツがない点です。なのでより高速連写が可能になります!
一般的に一斉に素子が露光(シャッターが開いたときのイメージ)するのではなく、上から順に露光します。
(これをローリングシャッターといいます!)
電子シャッターに見られる課題
電子シャッターの魅力は先ほど言ったように、高速連写ですね!
ただし課題点も見えてきました。それは高速に動く動体を撮ると「ゆがみ」が生じることです(;^ω^)
高速動体を高速連写するパターンが多いですが、ゆがみが出てしまうと写真全体が台無しになってしまいますよね…
大抵ローリングシャッターなので、上から順に露光、露光終了します。
それによって読み込みにラグが生じちゃうんですね(;^ω^)
時間によって場所が変化する動体はこのラグが出ることでズレが生じ、ゆがみの原因となるんです。
それだけではありません…
撮影した際に出る「しましま」というのにも撮影時の課題として挙げられます。
フリッカー現象による、
蛍光灯下などに見られるちらつきは被写体の印象を半減させてしまいます。
さてどうしたらいいか…何か解決できるような別のシャッター方式があれば…
次でお話しします!
従来の電子シャッターの常識を覆すグローバルシャッター!
先ほどお話しした電子シャッター(ローリングシャッター)に見られる課題を解決する
電子シャッター方式が今も話題になっています^^
それが
グローバルシャッター
なんです!
カメラをプロとしている人など、人によっては知ってはいたものの、まだ一般的にあまり知られてはいませんでした。
そんな時、2023年第4半期にソニーが民生用として世界初のグローバルシャッターを採用したα9 IIIを発表しました!
ここから一時期トレンド化するほどフォトグラファー界で話題に上がってたのは記憶に新しいです。
動体撮影にもってこいの α9シリーズにも革新が生まれましたね!
グローバルシャッターとは
グローバルシャッターは一斉にセンサーが露光するシャッター方式であり、ローリングシャッターのようなゆがみ(突き出てしまう形になる)、ラグがないのが大きな特徴です!
下のイラストを見ていただけると理解しやすいと思います^^
(茶ver)
なんだかタイムワープしてるみたいな形にゃ~
確かにww
てか人間語しゃべれるの?笑
すごい賢いなw
もともと産業用として存在はしたものの、コストがめちゃめちゃかかるため一般人が使うにはまだまだ先のことでした。
次にグローバルシャッターのメリット、デメリットについてお話しします^^
グローバルシャッターのメリット・デメリット
最近話題になっているということは、何かしら魅力があるということですよね^^
出なければこんな話題に上がることなんてないです。
では、なんで話題になっているのか、どこが魅力(メリット)なのか、
そしてデメリットについてここでまとめました!
メリット1:被写体のゆがみが出ない
まず何といってもゆがみが出ないことですよね!
先ほどにも何回かお伝えしたように、
イメージセンサーの素子が「一斉」に露光するため、読み込みラグが生じないのが
大きな魅力です!
メリット2:ストロボ使用に伴うシャッター速度の制限がなくなる
ローリングシャッターの場合、ストロボを使うとなると白トビが起こるといった問題に遭遇したと思います汗
なぜなら、ストロボを使う場合シャッター速度が制限される仕組みになっていたからです。
これをシンクロスピードともいわれますが、シンクロスピードは速くて1/250の速度までしか上げられず、露出オーバーになりがちだったからなんですね(;^ω^)
室内だったら別に大した変化はないものの、これが屋外だとどうでしょう??
露出がオーバーになるため、被写体が白くつぶれてしまいます汗
ストロボといえば特にポートレート撮影で使われると思うのでモデルさんの細部を活かすのに不向きでした。
グローバルシャッターであればタイムラグが生じないためシンクロスピードが速くなります!これは事実上の無制限ということです^^
メリット3:フリッカー現象が発生しにくい
これもなかなかデカいメリットですね^^
フリッカー現象によるちらつきや、しましま模様がグローバルシャッターの一瞬の露光によって解消されるのも1つの特徴です!
デメリット1:価格がえぐい高い
まーやっぱりこれが大きなデメリットですよね(;^ω^)
グローバルシャッター方式のカメラの構造はかなり難しく、製造も難しいためローリングシャッターを採用しているものよりグンとコストがかかってしまいます汗
時代とともに普及するとはいえ、民生用としてはまだまだ希少価値があるため、なかなかえぐい価格となっています。
デメリット2:最小ISO感度が高い
α9IIIの最小ISO感度が250だということで、
僕の周りのカメラ愛好家の中で少し違和感をもたれる方が多かったです。
ISO感度は光の量と具合を電子的に増幅できる一見魅力的な機能なんですが、それと同時に画質の劣化やノイズの発生といった問題が出てくるためです(;^ω^)
画質の美しさを求める方や、暗い場所で撮影する方にとってはローリングシャッター方式カメラを検討したほうがいい場合があります。
グローバルシャッター、こんな方におすすめ!
ここではグローバルシャッター方式カメラはどんな方におすすめしたいか、
まだまだ価格が高いものの、使う価値がめちゃめちゃあるジャンルを撮る方をお伝えします!
少しでも新しい機材を購入する方の参考になればなと思います^^
1.動きが早い動体撮影をする方
グローバルシャッターの、一斉読み込みによるゆがみ解消を大いに実感できるものが
やはり動きが早い動体です!
多くの方がローリングシャッター現象に悩んだ経験が1度2度あると思います。
特に飛行機、野鳥、そして競馬や競艇といったレースなどを撮る方のためにあるものだと思っていいと思います!
ただし、動きが早い分夜間の撮影が非常に難しいので、夜間撮影となるとむしろローリングシャッター方式のカメラを検討したほうがいい場合があります(;^ω^)
日中メインだよ!という方には導入して損はないです!
2.屋外のモデル撮影をする方
屋外といった、とても明るい空間での撮影は、ストロボを使うとなると白トビが起こるといった問題に遭遇したと思います汗
なぜならストロボを使う場合、
先ほどもお伝えしたシンクロスピードという、シャッター速度が制限される仕組みになっていたからです。
シンクロスピードは速くて1/250の速度までしか上げられず、露出オーバーになりがちだったからなんですね(;^ω^)
モデルさんの魅力を最大限に引き立たせるために白トビといったボツは避けたいところ…
この悩みをグローバルシャッターが大いに貢献してくれます!
まとめ
以上より、グローバルシャッターについてメリット、デメリットも交えて解説しました!
シャッターにはメカシャッターと電子シャッターの2種類があり、
電子シャッターでも、ローリングシャッターとグローバルシャッターがあること、
グローバルシャッターのメリットは
・センサーの一斉露光によるゆがみ解消
・ストロボを使う場合に伴ったシンクロスピードによる制限がなくなる
・フリッカー現象が発生しにくい
デメリットは
・最小ISO感度が250と大きめなのでローリングシャッターと比べるとノイズが出やすい
・とにかく高価
であることがわかりました!
ソニーが α9IIIを発表する前まで、グローバルシャッター方式カメラが一般でもデビューされるのではないかと噂にはなっていたものの、コストがかかるあまりなかなか登場していませんでした。
それを α9IIIが覆したのが、グローバルシャッターが話題になった理由です!
ただし…
その α9IIIが80万超え Σ(゚Д゚)
フラッグシップモデル並、もしくはより高いじゃないですか!笑
プロとして現役してる方にとってはいいものの、僕のような一般人にとっては壁が大きすぎます汗
これからの値下がりと、技術の発達を待ちます笑笑
もちろんお金に余裕がある方、そして費用対効果を見込めるのであれば、積極的に購入を検討するのが良いと思います~^^
実際に購入した方のレビュー記事も楽しみにしています!