レンズ沼に絶賛ハマっているれおです!
ある程度本格的にカメラ・レンズに触れると一回は聞いたことがある、
「大口径レンズ」
名前からして随分と大きそうだ!と思われがちですが実はそうなんです(>_<)
キットレンズはもちろん、一般的なレンズより幅と高さが大きく、レンズ表面のフィルター径が少し大きいものが多いです!
それについて詳しくは後ほどお伝えしますね(^^)
ではまず、「大口径レンズ」とは何か?からお伝えします!
大口径レンズとは?
ざっくり言うと、
大口径レンズとは、開放F値の小さいレンズをいいます!
開放F値について簡単にお話すると、レンズの最も小さいF値のことです。
一般的にF2.8以下だといわれています!
ズームレンズだとF2.8が多いですが、よりグレードアップしたズームレンズだとF2、
単焦点に至ってはF1.2という恐ろしく小さいモデルも存在します。
開放F値は、レンズの側面、または表面にも記載されているものがほとんどです^^
一般的なレンズ(キットレンズなど)より最小のF値が小さい、つまり明るいレンズを指します。
「明るいレンズ」はよく耳にするけど何が良いのかさっぱり…
確かにピンと来ない響きですよね…
明るいレンズの良さについて次に解説しますね^^
大口径レンズの魅力点
では、大口径レンズ、または明るいレンズの魅力点について触れていきましょう!
カメラを始めたばかりの方にとって、ベテランがなぜ、わざわざ大きく重いレンズを使っているのかと疑問に思っているかと思います…(実際僕もそうでした(;^ω^))
それは、ある「魅力」があるのを知っているからなんです!
その「魅力」とは何か4つお伝えします!!
1.明るいレンズだから、暗い場所でもきちんと写してくれる
まず何といっても開放F値が小さいので光を多く取り込むことができます。
よって、暗い場所でも黒つぶれなく撮影ができます^^
僕はシャッター速度を上げなければいけない飛行機をよく撮影するので、シャッター速度上げることによって暗くなりがちでもばっちり被写体を捉えることができますよ!
また、ただ明るいだけではなく、ノイズも少ないのも1つの魅力だといえますね。
2.ノイズが出にくい
今さっきお話しした「ノイズが出にくい」という要素は、
レンズ自体の特性というより、設定方法による魅力点ではあるんですが、光を多く取り込むことができる大口径はISO感度を上げずに済むので、必然的にノイズが生じにくい傾向があります。
ノイズの発生は写真の質を大幅に下げる要因にもなりますからこれはかなり重要ポイントだと思います。
3.背景・前ボケを作りやすい
3つめは、背景・前ボケを作りやすいことです!
これは写真愛好家にとっては重要ポイントなのではないでしょうか^^
ボケを作ることができると写真に込められた「エモさ」を伝えることができますし、
何よりボケとピントをはっきりと区別させられるため、
被写体の存在を際立たせてくれますよ!
大口径が生み出すボケのエモさと被写体の描写ぶりは、一度経験しちゃうと抜け出せません!笑
4.他の写真愛好家の人気の的になる(笑)
皆さまの思ってらっしゃる通り、
大口径レンズ自体が大きくデザインも洗練されているので、持っている人がなんだか輝かしく見えるんですよね笑
それに価格も非常に高く簡単に手を出せないレンズなので、周りから羨望の目で見られますよ^^
とはいえ、モテたとしても写真の質に反映されてなかったらまったく意味がないので
あくまでおまけとして見てやってください笑
第一前提として「写真の質をとことん追求する」のが本来のカメラマンの役目ですから!
まあモテることでモチベアップにつながればそれで良いのですが(^^♪
僕は白レンズのナナニッパ(70-200mm F2.8レンズ)が欲しい…笑
確かにとある有名写真家も「明るさこそ正義」と言ってたもんね
?!?!
僕が勝手にコピーされてる!
魅力いっぱいに見える反面、デメリットも…
今までのところを見ると、なんだかメリットたくさんで…と思いがちですが、ちゃんとデメリットもあるんです泣
まあ万物にメリット・デメリットはありますからね(;^ω^)
そのデメリットもあわせてお伝えします(;^ω^)
1.価格がえぐすぎる
まず第一に「価格がえぐい高い」ことですね汗
これは皆さまご存じだと思います。僕がまだ大口径レンズの相場を知らないころは「ぼったくり価格」なんて思ってましたからね笑
ロクヨン(600mm F4単焦点レンズ)なんて七桁ですよ!普通車1台購入できちゃいます。笑
ぼったくりも何も、
レンズのつくりは非常に複雑で、光学的にも研究に研究を重ねた賜物ですからそれくらいの価格するのは当然ですよね(^▽^;)
なおかつ見た目もユーザの使いやすさも考えてるわけですからね。
あのときはぼったくりだなんて失礼なこと、すみませんでした(;^ω^);
とはいえ僕のようなごく一般人ではなかなか手を出しづらい価格なので、選ぶときお財布とにらめっこする必要が出てきます…
でも大口径レンズで撮った写真は感動ものなので一度購入するのもアリだと強く思ってます!
2.重いしかさばる
そして、重いしかさばります。
大口径レンズは複雑なつくりをしているためどうしても重くなってしまいます。
また、光学的にコンパクト重視では限界があるので大きめのサイズが多いです。
写真好きにとってはその「重み」「大きさ」に惚れるんですよねー^^
なので人によってはむしろメリットだというパターンもあります!
3.カメラ初心者にはあまり魅力が見込めないかも
3つめは、初心者の方にはあまり効果が見込めないかもしれないことです、すみません汗
というのは、機材が重く使いこなせづらかったり、そもそもキットレンズにも進化が見られたりするので、写真にこだわりがそうでもない人、またはカメラの経験がまだ浅い人からすればキットレンズと大差ないな、と思うかもです。
初心者の段階ではレンズにこだわるより、
キットレンズで「最大限」の機能を生かして撮ったほうが写真上達につながると思います^^
そして経験を積むうちにだんだん物足りなくなってくるので、そのときに徐々にレンズのグレードを上げていきましょう!^^
こんな人にぜひおすすめしたい!大口径レンズ
メリット・デメリットを把握していただいたところで、
次にこんな人に大口径おすすめしたい!という方をご紹介します♪
こんな人、というのは「こんなジャンルの写真を撮る人」を指します!
1.夜景写真を撮る人
まず夜景は夜という暗い空間の中にあるので当然、光を多く取り込む必要が出てきます。
また、いかに細かい部分まで描写されているかが求められるので
この、描写力の高く明るい大口径レンズをおすすめします!
夜景写真は三脚などに固定して撮るのがメインなのでたとえ重くかさばっても意外と気にならなかったりしますよ^^
2.乗り物写真を撮る人
次に乗り物。
乗り物の多くは早い動きをするため、シャッター速度を上げなければいけないです…
シャッター速度が上がるほど光の取り込める時間がその分縮まるので、全体的に暗い写真になってしまいます。
鉄道・飛行機を良く撮る方に1つ常備しておくとブレずにかつ、黒つぶれせずキレイな写真になります^^
3.ポートレート
特に、ポートレート写真を撮る人にとって強くおすすめしています!
なぜならモデルさんの描写が求められるのと、背景ボケが上手に作れるからなんですね。
モデルさんの描写、ディテール(細部)は全体像の美しさに影響するので、描写力の高い大口径レンズはマストです!
F値が小さいこともあり、被写界深度の浅さを活用してボケを際立たせることも簡単にできます。
暗めの雰囲気を出したい時も、
ふんわりした雰囲気を出したい時も
この大口径レンズはかなり重宝すると思います!
まとめ
以上より、
- 大口径レンズとは何か?
- 大口径レンズの魅力
- 大口径レンズのデメリット
- おすすめしたい写真ジャンル
をお伝えしましたがいかがでしたか?^^
一般レンズより開放F値が小さいがゆえに得られるアドバンテージがありますが、価格がえぐいほど高く重いレンズが多いので購入を迷われている方もいると思います(;^ω^)
予算に余裕がある限り、1個は持っておきたいアイテムだと思ってます!レンズは10年ほどもちますし、頻繁に使うのであればすぐに元が取れるに違いありません!
僕は執筆時点でまだ大口径レンズを持っていませんが、近いうちに絶対手に入れたいと思っています!
また、周りからモテるためにも持っておいて損はありません笑
ぜひ大口径レンズを実際に体験していただいて、より写真を撮ることののすばらしさを味わってみてください^^