当サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれています。

マクロレンズって実際必要なの?マクロのメリット・デメリット解説!

写真とカメラ

最近Instagramでよく他の方の写真を拝見するんですけど、そのなかで花などの植物や昆虫をズームアップして撮ったような写真を多く見かけます。

これらの写真はどうやらマクロレンズで撮ったものが多いです。

レンズの名称に macro と記されていればマクロレンズですが、そもそも定義は何なのか、標準レンズと何が違うのかについて、写真例を併せてお伝えしていきますね!

この記事でわかること!
  • マクロレンズとは何か
  • 標準(特に望遠)レンズとは何が違うのか
  • 標準レンズにはないマクロレンズの魅力
  • 標準レンズでも接写できる方法
  • マクロレンズのデメリット
  • マクロレンズの選び方・コツ

結論から言うと「必要です!

なぜなら光を多く取り込みつつボケを作り、被写体を目いっぱい写すことができるからなんです。

そのことについてこれから詳しくお伝えします(^^)

その前にそもそもマクロってなに?という声にお答えします!

マクロってなに?

レンズに限らず「マクロ」という言葉はむしろ一度は必ず聞くというほど日常に浸透しています。

マクロを和訳すると「巨視」という意味になります。

マクロレンズの場合はつまり、

被写体を「大きくする」「巨視化する」のに適したレンズを指します。

レンズメーカーによってはマイクロレンズとも呼ばれたりしますがこれも間違いではなく、細部(マイクロ)をくっきりととらえるのに適したレンズを意味します。

マクロもマイクロも、構造や適した被写体はどちらも同じです。

マクロレンズは「最大撮影倍率」「最短撮影距離」の2つを基準としています。

標準レンズとの決定的な違いはこの2つです。

最大撮影倍率が1.0以上のレンズが多い

最大撮影倍率とは、実際の被写体の大きさに対しどれくらい大きく写るかを示すための指標です。

先ほどでも述べたように標準レンズと違って「被写体を大きく見せる」ことができます。

一般的なマクロレンズは最大撮影倍率が1.0、すなわち実物大のまま撮影ができます。

最大撮影倍率が1.0を「等倍」ということもあります

最大撮影倍率n :実物のn倍大きく写る!

例えば、最大撮影倍率が1.5だったら、実物の1.5倍大きく写ります。

「ハーフマクロレンズ」と呼ばれる最大撮影倍率が0.5のマクロレンズもあります。

ですが大まかに見れば「最大撮影倍率1.0以上のレンズ」を指すと考えてOKです!

ズームマクロと表記があるレンズもありますが、接写して撮影することを想定しておらず、大体が最大撮影倍率が0.5に満たないので、マクロレンズとしての役割は期待できないです。

最短撮影距離が短い

明確な距離は定められていないですが、レンズの焦点距離によって異なってきます。

望遠であるほど最短撮影距離が長く、広角であるほど短いです。

個人的にマクロレンズは最短撮影距離が 約20~30cm のものが多いです。

ズームマクロの場合はより長くなってしまい接写に不向きですが、等倍のマクロレンズは至近距離で被写体を写すことができます。

望遠レンズと何が違うの?マクロレンズなりのメリットとは

確かに、望遠レンズを使ってズームすれば、被写体をより大きく見せられるのでマクロレンズと大差ないと思われがちですが、ただ被写体を大きく見せるだけではありません。

実際マクロレンズは大抵単焦点でF値が小さいので、光を多く取り込められます。加えて美しいボケ味を表現することだってできますよ!

F値が小さいほど光を多く取り込められるので、(開放)F値の小さいレンズを「明るいレンズ」とも呼ばれます

ここから、望遠レンズとの比較、マクロレンズの魅力を詳しくお話します!

望遠レンズより光を多く取り込める

望遠レンズはF値が小さくても 2.8 であることが多く、単焦点のF1.8より暗めな傾向があります。

薄暗い夕方の植物などを撮るとき、天気の良くない日は少し不便に感じるかもしれません。

時間帯・天気の面からして汎用的に撮れるのがマクロレンズです!

光が入りにくい曇りの日の水滴でも、下の写真のようにバッチリ撮ることができます。

後ろボケを作りやすい

マクロレンズは被写体に近づけるため、自ずと背景がボケて撮っている被写体が際立ちます。

被写体が際立つと主題がはっきりするため、被写体の美しさが生かせるのです。

それはカメラ(レンズ)と被写体との距離が近いほど被写界深度(=ピントの合う範囲の大きさ)が浅くなるためです。

一般的にボケを作る条件のひとつとして、望遠(焦点距離70mm~といわれています)で撮影することが挙げられてますが、撮影距離を確保する必要があり、チョウなどの昆虫や水滴などの遠くからでは見えない被写体をきめ細かく撮るのには不向きです。

一方マクロレンズであれば近い撮影距離でボケを作ることができるので魅力的です!

軽量・汎用性の高さ

単焦点かつ軽量であることがほとんどであるマクロレンズは、カメラを始める方にとってもピッタリなアイテムです!

軽量でここまで繊細・柔らかな写真が撮れるのはずるいです、笑

軽量であるがゆえにいろいろな撮影シーンで活用できます。

マクロレンズだからとはいえクローズアップした写真しか取れないことはなく、風景や日常のスナップ写真にも使えますよ!

むしろ明るいレンズなので夜景撮影にも全然おすすめです。

マクロレンズのデメリット

こんな使い勝手抜群の優秀マクロレンズでもやはりデメリットはあります(;^ω^)

大体がメリットの特性があるからこそのデメリットなので、うまく選ぶことが大事になってきます。うまく選ぶことについて後述の「マクロレンズの選び方とコツ」で詳しくお話してます(^^)

ブレやすい

被写体に近づけて撮影するため、少しのズレでも画角からズレてしまいがちです。よって、ズレた分の軌跡、すなわちブレが生じてしまうことも多いです。

風景といった被写体から離れた場所で撮影する場合はブレが見えないのですが、近い場所から撮影する場合は手ブレ補正対策をする必要が出てきます。

ピントが合いにくい

先ほど述べたように、マクロレンズは被写界深度が浅いため、ピントの合うところと合わないところの差が顕著になるので一部がボヤけて写ることもあります。

また、ピントの合う範囲が狭いので、ピントが合うところにもっていくことが難しいです。

マクロレンズの選び方とコツ!

マクロレンズって標準レンズよりたくさんの技術が詰まっているので価格も当然張ります。

高い買い物なのでせっかくなら良いものを選びたいですよね(^^)

これからお伝えすることが参考になっていただければと思います。

自分が撮ってみたい被写体に合わせて選ぶ

一口にマクロレンズといっても望遠マクロ・広角マクロ…というように焦点距離がさまざまです。

自分の撮りたい被写体に合った焦点距離を選ぶことが1つのコツといえるでしょう。

例えば、

  • 広角マクロ(24mm前後) 花などの植物を画角いっぱいに、かつ寄って撮りたい方
  • 望遠マクロ(70mm~) ポートレート撮影したい方、動物など気づかれたらシャッターチャンス逃しやすい被写体を撮りたい方
  • 標準マクロ(35mmもしくは50mm前後) まずはマクロの世界を試してみたい方、オールラウンドに撮りたい方

といった感じで、焦点距離によって撮る被写体が決まってきますし、写真の印象も変わってきます。

望遠であるほどブレやすくなるので差し支えなければ三脚等の固定道具を使うことをおすすめします!

手ブレ補正搭載のレンズを選ぶ

正直選ぶにつれてこれ、一番大事だと思っています。笑

というのはマクロレンズはくっきりと細部を撮影することが肝心なので、少しでもブレたらあまり質の良い写真とは言えない仕上がりとなってしまうからなんですよ(>_<)

とはいえ先ほど述べたように、撮影距離が短いのと被写界深度が浅いのでどうしてもブレがちなマクロレンズ。

なのでブレ補正の利くレンズを選ぶことが重要です(^^)

最大撮影倍率を確認する

マクロレンズの定義(広義)は「最大撮影倍率が1.0以上のレンズ」でしたね。

マクロレンズだからこそ撮れる写真を最大限に楽しみたいという方には1.0以上のレンズを選ぶのが必要条件になってきます!

レンズに明記されてないものも少なくないので、実際にレンズの仕様をサイト等で確認するとよいでしょう。

標準レンズでもマクロ撮影が実現できる?!

マクロレンズでなくてもマクロ撮影ができる方法はゼロではありません。

クローズアップレンズをレンズの先に装着する」方法、「マウント部分に接写リングを装着する」方法の2パターンあります。

前者のクローズアップレンズとは、レンズがルーペのような構造となっているため、標準レンズでもマクロ撮影が楽しめます。

レンズにルーペをつけた感覚と見てOKです。

見た目はレンズフィルターとほぼ変わりはないですが、枠部分が厚いものが多いです。

とはいえ端になるほど像が乱れてしまうのがネックです。

魚眼レンズなどで撮った時にでる、あの端に引っ張られたようなアレですね(;^ω^)

一方、後者の接写リングとは、マウント部分(カメラとレンズの間)に取り付けるタイプのものです。

クローズアップレンズと違いレンズの特性をそのまま生かすことができますが、マクロレンズと比べると明るさが半減してしまうのは考え物です(;^ω^)

どちらもマクロ撮影する分には十分なので、まずはこれら2つのツールを使ってみて、慣れてきたら正真正銘のマクロレンズを手に入れるのもアリだと思います(^^)

まとめ

マクロレンズとは何か、標準レンズにはない魅力およびデメリット、そして選び方についてお話しました。

自分自身もハーフマクロではありますがマクロレンズを使っており、被写体の迫力を再現できるという感動を実感しました。

価格は少々張りながらもそれを上回る写真が撮れるのでむしろプラスになると思ってます!

写真を幅広く楽しみたい方、表現を広げたい方はぜひマクロレンズを1つは持っておくと間違いナシです!!

タイトルとURLをコピーしました