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写真のレタッチの魅力!加工との違いは?盛りとは違う?の疑問についても解説!

写真とカメラ

冬も近づき肌寒さを身に染みた学生カメラマンのれお(@leot_theta)です!

早速ですが、皆さまは写真を撮った後どのようにされていますか?

編集を加えず残してますか?

それとも編集(=レタッチ)を加えて保存しますか?

そちらは人それぞれだと思います^^

未加工のまま保存・投稿するのってありのままを大切にしててれおも好きです^^

なかにはこのように思われた方もいるのではないでしょうか、

「レタッチするって、盛ってるのと同じじゃない?」

「ありのままの写真が一番、レタッチはしない」

確かにレタッチ次第で色を置き換えたり、貼り付けたりもできますよね(;^ω^)

そんな方にも納得してもらえるように、レタッチも素敵な写真技術の1つだということをこちらでお話しできればと思います!

こんな方におすすめ!
  • レタッチをしたことがないカメラ好き
  • 写真の表現の幅を広げたい!
  • レタッチの魅力を知りたい!

なお、レタッチしない派を否定しているわけでは決してありませんのでご安心ください(*^▽^*)

レタッチと加工の違い

まずは、レタッチと加工の違いについてお話しますね^^

基本的には同じと考えてよいです!場合によっては使い分けることもありますが区別しないからといって困ることはないでしょう^^

使い分ける場合、ズバリ言うと、

レタッチ:基本となるベース、すなわち色合い、明るさなどを編集

加工:レタッチしたものを合成したり(比較明合成etc)などのより高度な編集作業

となります。

レタッチも、加工していることと変わりはないので区別しない場合が多いです!

カメラマンA
カメラマンA

レタッチはretouchで「再度手を加える」という意味があり加工の意味とまったく同じダヨ!

レタッチでできること

続いて、レタッチでできることと魅力をとことんお話していきます!

レタッチと聞くと、

明るさや色といった調整を加える

といった、修正の作業というイメージをする方も多いと思います。

実はレタッチでできることは思っている以上に多いです!

これからレタッチでできることをお話します^^

できること1:明るさと光、影の調節ができる

まずこちらは、レタッチの基本的な部分である、明るさと光と影の調節ですね。

明るさを調節できるだけでなく、明暗差(コントラスト)、明るい部分(ハイライト)、影(シャドウ)、etc、と光の状態を修正できます!

レタッチ用語解説!(明るさ編)
  • コントラスト:光の明暗差。明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くといったふうにすると深みと立体感が増し特定の要素が目立つ、もしくはフィルムのようにふわっと見えたりする。
  • ハイライト:画像内の光が強く当たる部分。それらの領域の描写力が強調されたり、色あせが少なくなる。
  • シャドウ:画像内の暗い部分。元の写真の暗くなっている部分を明らかにさせたり、逆に深みを出してドラマチックな効果を生む。

例えば、コントラストが高いと油絵で描いたようなごつめの仕上がりになり、逆に低いとフィルムのような淡くエモい仕上がりになります!

コントラスト=|ハイライト-シャドウ|
の式が成立!
(縦棒は絶対値記号)

↑上の青い枠は興味のある方のみで大丈夫です^^

できること2:特定の色の調節

つぎに、色の調節ができます!

具体的に言うと、特定の色の「彩度」「輝度」「色相」を調節できます。

また、写真全体の色合いを「色温度」で変更できちゃいます!

特定の色を自在に調節することによって、より色鮮やかに、または落ち着いたトーンなど、写真の表現の幅がぐっと広がります!

レタッチ用語解説!(色編)
  • 色相:赤、緑、青など画像内の実際の色。画像内の様々な色はこの3色がもととなっていて、その3色の色相を調節することで色調を変更できる。
    例えば、青のオブジェクトを水色、紫色に変えられる。
  • 色温度:写真全体の色合いの温度を数値化したもの。一般的にK(ケルビン)で表す。
    Kが低いほど暖かな色になり、高いほど寒い色になる。
  • 彩度:画像内の色の強さ・鮮やかさ。上げると色がより鮮やかになり、下げるとモノクロに近い落ち着いた感じになる。
  • 輝度:特定の色の光の明るさ。これを調節すると特定の色の明るさ調節できる。

できること3:色の置き換え

3つめは、色を置き換えられることです。

先ほどお話した「色相の範囲内」だけではなくいろいろな色に変更ができます^^

例えば、赤のオブジェクトだったら、色相の範囲内だと、ピンクまたはオレンジまでしか変更できなかったのが、置き換えツールによって青色にだって変えられることができます!

できること4:かすみの除去

4つめは、かすみの除去です!

かすみとは、画像内にもやがかかったようなふんわりとしたものです。

そのかすみを除去することで、クリアでコントラストの目立つ仕上がりになります。

ただし除去すると画像の明るさが減ってしまうことがあるため、明るさ調節と並行しながらかすみ除去を行うことをおすすめします!

かすみを除去することでクリアでスッキリとした仕上がりになりますし、かすみをあえて残したり加えたりすることでふんわりエモい仕上がりになりますよ^^

できること5:ディテール調節

ディテール…なんか小難しいワードが出てきたぞ…

そう思われた方も多いでしょう。

ディテールとは、スペルはdetailで「詳細、細部」という意味です♪

写真界隈、特にレタッチに関してこのディテールというワードはよく使われます!

レタッチ用語解説!(描写編)
  • ディテール:画像内の細部。詳細。ディテールが少ないとふんわりとした表現になり、多いとくっきりとした表現になる。

写真は、イラストと違い抽象表現ではなく、写ったものも描写されるのでディテールは当然生まれてきます。

クールにかっこよく風景を撮りたい場合はディテールを上げることが多いですね^^

一方、ふんわり花を撮るときやポートレートなどは少しディテール下げることが多いです。(いずれもれおの場合です笑)

できること6:ノイズ除去

ノイズ除去。これは大きいです!

特に夜景や夜のスナップ写真を撮る方にとっては必要不可欠です。

撮影時は、暗い場所をカメラが認識すると暗さを補うように電子的に明るさ(露光)を増幅する性質があります。

すると増幅した分ノイズが発生してしまうので、レタッチの段階でノイズを除去するパターンが一般的です^^

できること7:写ってしまった部分の消去

最後に、写ってしまった部分を消去できることです!

これはかなりデカいな~と個人的に思います^^

というのは、

人気スポットで撮影するとき、どうしても人が写ってしまう…

特に歴史ある建物を撮影するとき手前に車が写ってしまう…

なんてことないでしょうか?

そうなると正直萎えてしまいます(;^ω^)

こんな時にとても役に立つからです!

写ってしまうか否かで写真の質は大きく変わるものです。

一時期、某スマホの広告で消しゴムマジックはやってましたよね!あれです笑

最近では、AIの進歩によって特定のオブジェクトを正確に消去できるので使わない手はありません!

レタッチの魅力

できることをお伝えしたうえで、魅力に移ります!

修正することによって、自分の思ったような仕上がり(撮りたかった写真の形)になるという役割がありますが、それだけではありません!

レタッチは修正作業だけではなく、自分なりの写真世界にアレンジしたり、ストーリー性を作ることだってできます!

もはやアートの技術とも言っていいでしょう。

というわけで、れおの感じている魅力をこれからお話します!

レタッチの魅力を知ると、レタッチが楽しくなること間違いありませんよ~^^

魅力1:写真の美を高めてくれる

レタッチの魅力はなんといっても写真の美を高めることですよね!

普段何気ない光景や日常もレタッチ次第で一気にアートに仕上がります!

ちなみにれおは、あらゆる時間がアート、をコンセプトに写真活動を行ってます^^

魅力2:写真の真のポテンシャルを引き出してくれる

次に、写真の本当のポテンシャルを表現できることです!

実は肉眼で見た光景と写真に写った光景は、カメラの光学面、機能面によって変わってしまいます。

でもデータは残っていることが多いんです。

データに残っているのに隠れてしまって写真として見えてないものを「ポテンシャル」と呼んでいます。

レタッチで先程述べた様々な調節を行うことでポテンシャルが引き出せます!

すると肉眼に限りなく近いキレイな仕上がりになりますよ!

魅力3:あなたなりのストーリーを描ける

実は、同じ光景でも、人によって見方、感情が違ってきます^ ^

面白いですよね!!

ある人にとってはドラマチックで暖かな世界、もう1人にとっては寒く寂しい世界に映ります。

これを視覚で引き立たせるのがレタッチだと思います!

レタッチによって色合いや雰囲気といったストーリーが人それぞれ違ってくるので、おのおのの心情・意図が伝わってきます(#´ᗜ`#)

まるで美術ですね。

魅力4:統一感が生まれる

最後に、レタッチで統一感が生まれることです。

撮影時の環境ってケースバイケースですよね^^;

なのでどうしても雰囲気に差異が生まれてしまうものです。

これをレタッチで補正し、揃えることで統一感を保つことができますよ♪

統一感があると、その人のブランディングが確立するので、コンセプト(自分なりの写真の世界のテーマ)作りや集客にも繋がりますよ!

↓コンセプト作りのコツも記事にあります♪

レタッチっていわゆる「盛り」じゃないの?

一部でこう思われた方もいると思います(;^ω^)

撮った時の写真をそのまま投稿しないというのはなんか盛っている気がする、と。

マッチングアプリやプリ写真といった盛りも存在しますが、実はレタッチは、いわゆる盛りとは本質が違ってきます^^

盛り加工とレタッチの違い
  • 盛り加工:元の状態、元の写真を隠すかのごとくまるで別人のように加工すること
  • レタッチ:元の状態、元の写真にあるポテンシャルを大切にしつつ、そのポテンシャルを生かしてより高度に表現すること

2つの違いは、元の状態を大切にしてるかどうかだとれおは思います^^

元の状態のデータをより高度に仕上げる作業がレタッチだと思っています。

さいごに

いかがでしたでしょうか ( ˶’ᵕ’˶)

今回は、レタッチとは何か?レタッチで出来ること、そしてレタッチの魅力についてお話しました!

一般に言われる「盛り」とは違うこともお伝えしました!

こちらでお話した魅力を心に留めつつ、この記事を読んでくださった楽しいレタッチが出来ることを願っています(#´ᗜ`#)

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